無料Wi-Fi、新幹線全線と訪日外国人が多い主要駅に完備 2018-19年度中

鉄道 企業動向

全国の新幹線や主要駅で無料Wi-Fiが2018年度中にも整備される。20日、官邸で開催された観光戦略実行推進タスクフォースで明らかにされた。

新幹線の車内では2018年度~2019年度中に使えるようになる。JR西日本、九州、北海道では2018年度中、JR東海の東海道・山陽新幹線など約2100両は19年冬までに。JR東日本の東北新幹線など約1000両は、2020年夏までを2019年5月に前倒しする。

また、訪日外国人の利用が多い在来線特急などでも始まる。特急ひだ(名古屋~高山~富山)は18年度中に全車両で。快速エアポート(札幌~新千歳空港)、指宿のたまて箱(鹿児島中央~指宿)、あずさ(新宿~甲府~松本)、しおかぜ(岡山~今治~松山)などは18年度中に。東京メトロと都営地下鉄は、実現時期は決まっていないが全路線を対象に導入する。

また、駅についても、新幹線は108駅ある全駅で18年度中に。在来線では高山駅、下呂駅、飛騨古川駅では18年3月に導入し、訪日外国人利用の多い駅への拡大を進める。

主に訪日外国人が、国内での観光に役立つサービスを充実させることが目的。このほかにも18年度中に海外からすべての新幹線予約と、全国JR特急の予約を実現できるようにする。

新幹線をはじめとするJR各線が割安に利用できるジャパン・レールパスの国内購入も現在の16か所から、18年3月に全国55の駅と空港で購入できるようになる。東京とその周辺では大手民鉄とバスの共通フリー乗車券や、訪日外国人向けのKCカードも導入する。

《中島みなみ》

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