フォルクスワーゲングループはIT部門を拡大し、デジタル製品の開発を強化すると発表した。
フォルクスワーゲングループは2016年10月、ドイツ・ベルリンに「デジタルラボ」を開設。デジタルラボでは現在、ドイツ、インド、シンガポール、ウクライナ、アメリカなど世界16か国出身の70名のITスペシャリストを雇用している。70名には、プログラマー、データ科学者、ソフトウェア設計者、開発者が含まれており、女性はチームのほぼ3分の1を占める。
今回のIT部門の拡大では、デジタルラボのスタッフを50名増やし、120名とする計画。ネットワーク化されたコネクテッドカーに向けて、新しいサービスの開発などを強化していく。
フォルクスワーゲングループのマーティン・ホフマンCIO(チーフ・インフォメーション・オフィサー)は、「デジタルラボでは、国際的チームがすべてのブランドとユニット向けに、さまざまなデジタルアプリケーション向けソリューションを開発している。今後はこのコア組織で、より集中的に展開していく」と述べている。