小学校前で横断の男児、乗用車にはねられて重傷---飛び出しに近い状態か

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小学校前にある横断歩道で発生した事故。学校の周囲、特に登下校の時間帯は「飛び出してくるかもしれない」という思いが必要だ。

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14日午後3時ごろ、宮城県多賀城市内の市道で、徒歩で横断歩道を渡っていた男児に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。男児は重傷。警察はクルマの運転者を逮捕している。

宮城県警・塩釜署によると、現場は多賀城市新田付近で片側1車線の直線区間。横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。8歳の男児は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。

男児はドクターヘリで仙台市内の病院へ搬送されたが、頭部などを強打する重傷。クルマを運転していた仙台市宮城野区内に在住する31歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

現場は小学校に隣接した見通しの良い直線区間。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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横断中の男児は右方向から進行してきたクルマにはねられており、飛び出しに近い状態だったとみられる。高齢者の場合、横断するのが間に合わずに左から来たクルマにはねられるケースが主となるが、子供の場合は安全確認をせずに横断を開始し、右から来たクルマにはねられるケースが主となる。クルマ側からすると回避しにくいのは後者。

《石田真一》

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