岐阜県の美濃太田駅(美濃加茂市)と北濃(ほくのう)駅(郡上市)を結ぶ長良川鉄道は11月24日、観光列車「ながら」の3両目となる「川風」の概要を明らかにした。2018年4月にデビューする予定。
同車は、ナガラ300形を観光列車として改造するものだが、通勤・通学などの用途にも利用。さらに、沿線の食材を使った料理を楽しめるレストランカーとしても利用できるよう、26人分のテーブルを取り付ける。
「川風」の名は、「美しく清らかで心地良い水と風を感じながら走る車両」をイメージして付けられており、車内は天井と壁が白を基調としたものに。床は天然木を細かく組み合わせた寄せ木仕上げとする。デザインは工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当している。
なお、長良川鉄道では、12月1日から「川風」の改装費用を確保するためのインターネット募金を、クラウドファンディングサイト「FAAVO美濃國」で行なう予定だ。