レストランにもなる観光列車…長良川鉄道「川風」 2018年4月デビュー

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「川風」の外観デザイン。1両目の「森」、2両目の「鮎」と同様に、塗色はロイヤルレッドとなる。
  • 「川風」の外観デザイン。1両目の「森」、2両目の「鮎」と同様に、塗色はロイヤルレッドとなる。
  • 「川風」の車内イメージ。「水戸岡」デザインらしく木目を活かしたものだが、シート地には白いレザーを使い、モダンなな雰囲気を演出する。レストランとしての使用を考慮して、カウンターやショーケースも設置。テーブルは取外し式。
  • 「川風」の見取り図。ドア付近にソファーやショーケースを設置し、座席は窓を背にしたロングシート状配置となる。

岐阜県の美濃太田駅(美濃加茂市)と北濃(ほくのう)駅(郡上市)を結ぶ長良川鉄道は11月24日、観光列車「ながら」の3両目となる「川風」の概要を明らかにした。2018年4月にデビューする予定。

同車は、ナガラ300形を観光列車として改造するものだが、通勤・通学などの用途にも利用。さらに、沿線の食材を使った料理を楽しめるレストランカーとしても利用できるよう、26人分のテーブルを取り付ける。

「川風」の名は、「美しく清らかで心地良い水と風を感じながら走る車両」をイメージして付けられており、車内は天井と壁が白を基調としたものに。床は天然木を細かく組み合わせた寄せ木仕上げとする。デザインは工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当している。

なお、長良川鉄道では、12月1日から「川風」の改装費用を確保するためのインターネット募金を、クラウドファンディングサイト「FAAVO美濃國」で行なう予定だ。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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