交通量の多い交差点、自転車で横断の男児が左折トラックにはねられ死亡

自動車 社会 社会

23日午前9時20分ごろ、兵庫県伊丹市内の県道で、自転車に乗って横断歩道を渡っていた小学生の男児に対し、交差点を左折進行してきた大型トラックが衝突する事故が起きた。男児は死亡。警察はトラック運転者を逮捕している。

☆☆☆

現場は交通量の多い交差点。自転車に乗って横断歩道を渡っていた男児は青信号に従っていたが、左折進行してきたトラックに巻き込まれた。トラックの運転者は自転車の存在を見落としていたものとみられている。大型トラックの左側には死角となる部分も多いが、運転者が注意を怠らなければ防げるタイプの事故でもある。

☆☆☆

兵庫県警・伊丹署によると、現場は伊丹市鴻池6丁目付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。11歳の男児は自転車に乗って横断歩道を渡っていたところ、交差点を左折進行してきた大型トラックにはねられた。

男児は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡。トラックを運転していた大阪府豊中市内に在住する51歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男児死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は見通しが良く、昼夜を通して交通量の多い区間。事故当時は双方の信号とも青表示だった。警察では左折時の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース