パテント・リザルトは、「全業種」の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「全業種・特許資産規模ランキング」を発表した。
2016年4月1日から2017年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を使って評価し、企業ごとに総合得点を集計した。
1位となったのは前年に引き続いて三菱電機で、空調関連やパワー半導体などの分野で注目度の高い特許が多い。
2位はパナソニックで、注目度の高い特許としてプラズマ処理技術、冷却装置関連技術、住宅用設備・建材などがある。
3位はキヤノンでナノインプリントや画像処理などの分野で注目度の高い特許が多い。
前年から大きく順位を上げた企業は、11位から5位にランクアップした京セラドキュメントソリューションズで、複合機における画像形成技術や、管理者の負担を減らした営業支援システムなどの技術も見られる。
昨年2位だったトヨタ自動車は4位に転落した。前年5位だったホンダも6位にダウンし、自動車は下降気味だ。