使い慣れた道ほど事故のリスクは高い?…カーブを曲がりきれずに対向の大型トラックと衝突

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「使い慣れた道ほど事故のリスクは高い」とされる。初めて通る道は緊張感を持つが、通勤や通学などで使い慣れた道ほど緊張感を失いやすく、漫然とした運転になりやすい。

注意散漫な状況で事故は起こる。緩やかなカーブであっても油断はできない。

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7日午前6時40分ごろ、長崎県雲仙市内の国道251号を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた大型トラックと正面衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の運転者が死亡している。

長崎県警・雲仙署によると、現場は雲仙市国見町付近で片側1車線の緩やかなカーブ。軽乗用車は左カーブを進行中に対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきた大型トラックと正面衝突した。

衝突によって軽乗用車は中破炎上。運転していた島原市内に在住する63歳の男性は延焼前に救出されて近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡した。トラックを運転していた65歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

警察ではハンドル操作の誤りが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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