神戸製鋼所の通期業績見通しで最終損益は未定、中間配当は見送り…品質データ改ざん

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神戸製鋼所は、アルミ部材や鉄粉などの製品の品質データを改ざんしていた問題で、2018年3月期通期の業績見通しで、当期利益を「未定」とした。また、中間配当も見送る。

同社は不正行為を10月8日に発表したことから、2017年4~9月中間期の業績は影響しなかった。

通期業績見通しは、グループ会社での不正に関連してアルミ・銅セグメントでの品質管理適正化に伴う不良率増加によるコストアップや生産量減少、不適合品の在庫処分による業績の悪化影響を考慮するとともに、不正に伴う販売活動に与えるリスクについて織り込み、営業利益を前回予想から50億円、経常利益が50億円をそれぞれ下方修正した。

当期利益は350億円を予想していたが顧客への補償費用などを現時点で見通すことが困難なため「未定」とした。

一方、中間配当は1株当たり10円を予想していたが、無配とする。

《レスポンス編集部》

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