昼を過ぎると天候が徐々に回復してきた。ただ風はなかなか収まらない。12時半を過ぎた頃、事務局からは20分ディレイで開催の知らせがまず届く。「大丈夫なのか……」と不安を抱きつつ待っていると、13時前に、決勝スタートは45分ディレイで最終決定との連絡が届く。パイロンが若干揺れているものの、何とかなりそうな雰囲気だ。そうして、最終戦の決勝「Round of 14」はスタートした。
Round of 14での見所は、第2ヒートで直接対決する室屋とソンカ。年間ポイントの上位2名が早くもこの時点で“頂上決戦”で向かい合うこととなったのだ。Round of 14での対決では室屋選手が勝ち、その後の敗者復活でソンカも「Round of 8」へコマを進めた。
Round of 8での室屋は第1ヒートでミカエル・ブラジョー(アメリカ)と対決。この日、調子を徐々に上げていた室屋はここで1分04秒557秒と好タイムをマークし、難なくミカエル選手を制した。