JR四国は11月5日、同社の発足30周年を記念して、予土線宇和島駅(愛媛県宇和島市)~江川崎駅(高知県四万十市)間で記念列車を運行する。
この列車は『愛・サン・サン・サンキュー号』と題し、「予土線3兄弟」と呼ばれている「しまんとトロッコ」「海洋堂ホビートレイン かっぱうようよ号」「『鉄道ホビートレイン』プラレール号」が集合する。
宇和島駅からの往路は、3兄弟がすべて連結されて運行される。時刻は、宇和島10時29分発~江川崎12時30分着。
江川崎駅からの復路は、Aコースとして「海洋堂ホビートレイン」と「鉄道ホビートレイン」の2両編成が、江川崎14時10分発~宇和島駅15時15分着の時刻で運行。「しまんとトロッコ」はBコースとして、江川崎15時05分発~宇和島16時10分着の時刻で運行される。
乗車には事前の申込みが必要。Aコースは60人、Bコースは30人を募集し、旅行代金は大人8800円・子供7300円。10月25日15時からJR四国旅の予約センターなどで受け付ける。
参加者には、JR四国発足30周年記念「鉄道の日ふれあいまつり“四国家”限定カードコレクション」のカード全12種類と、台紙のコレクションファイルをプレゼントする。
運行に使われる「海洋堂ホビートレイン かっぱうようよ号」はキハ32形を改造したもので、2016年7月から運行。「清らかな川を楽しむかっぱ達」をデザインしており、車内ではかっぱのフィギュアなどを展示している。
「『鉄道ホビートレイン』プラレール号」は、キハ32形を0系新幹線風に模した「鉄道ホビートレイン」の車内にプラレールを展示したもので、今年3月から運行を開始した。
「しまんとトロッコ」は、予土線のトロッコ列車で、『清流しまんと号』に使われていたトロッコ車を2013年10月にリニューアルしたもの。けん引するキハ32形を含めて、山吹色の塗色となっている。