JR貨物、馬鈴薯収穫が平年並みで専用列車を通常運行へ 2年ぶり

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日本貨物鉄道(JR貨物)は、馬鈴薯を輸送する専用列車を今年度は2年ぶりに通常運転すると発表した。

同社では、北海道地区で生産される多くの農産品を全国各地に輸送しており、北海道外に出荷される馬鈴薯の39%、玉葱の68%を同社が輸送している。

2017年度は8月中旬から気温の低い状態が続いていたが、連続した雨の日が少なかったこともあり、馬鈴薯・玉葱などの生育は順調に推移し収穫も平年並みが見込まれ、8月下旬から収穫のピークを迎えている。

同社では例年、秋冬期の輸送力増強施策として北海道地区における農産品の収穫期に合わせ、本州に向けて馬鈴薯輸送専用列車を運行している。昨年は、北海道・東北地区に甚大な被害をもたらした台風10号の影響で、一部不通区間が発生したため、荷主とトラック事業者の協力を得て区間を短縮し運行した。今年度は2年ぶりに馬鈴薯輸送専用列車を通常運転する。

9月12日~10月12日の間、帯広貨物駅~熊谷ターミナルを運行する。輸送力はコンテナ車17両で12フィートコンテナ85個。

《レスポンス編集部》

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