複数台による死亡ひき逃げ、先行のクルマを運転の女を逮捕

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今年4月に愛知県豊山町内の県道で発生した死亡ひき逃げ事件について、愛知県警は5日、覚せい剤取締法違反の罪で逮捕・起訴されている37歳の女を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

愛知県警・西枇杷島署によると、問題の事故は2017年4月1日の午後11時40分ごろ発生している。豊山町豊場付近の県道で、徒歩で道路を横断していたとみられる75歳の女性がクルマにひき逃げされた。

女性は全身強打で即死。事故の翌日に春日井市内に在住する72歳の男がひき逃げ容疑で逮捕されたが、この男は聴取で「何かに乗り上げた感触があった」などと供述。死亡した女性は受傷状況からも複数台のクルマにはねられた可能性があり、警察では「先行して事故を起こしたクルマがある」と判断。事件捜査を継続させていた。

現場周辺に設置されていた防犯カメラ映像の分析を進めていたところ、覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕されていた名古屋市中村区内に在住する37歳の女が容疑に関与したものとみて事情を聞いていたところ、「何かに当たる事故を起こしたが、逮捕されるのを嫌って逃げた」などと供述したことから、5日までにひき逃げ容疑で逮捕している。

女は運転免許を取得した経験が無く、事故当時は他人名義のクルマを運転していた。警察では女を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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