フランスの自動車大手、ルノーグループは7月28日、2017年上半期(1~6月)の決算を公表した。
同社の発表によると、上半期のグループ全体の売上高は295億3700万ユーロ(約3兆8400億円)。前年同期の251億8500万ユーロに対して、17.3%の増加となった。
295億3700万ユーロこのうち、本業の自動車事業の売上高は、269億9500万ユーロ(約3兆5100億円)。前年同期の240億7800万ユーロから、12.1%増えている。
また、上半期の営業利益は、18億2000万ユーロ(約2365億円)。前年同期の15億4100万ユーロに対して、18.1%増となった。主力の欧州市場において、『メガーヌ』や『セニック』などの新型車の販売が好調で、利益を押し上げた。
上半期の世界新車販売は、187万9288台。前年同期比は10.4%増と、上半期としては4年連続で前年実績を上回った。ルノーのカルロス・ゴーン会長兼CEOは、「上半期の記録的な業績は、製品レンジの更新、市場の拡大、従業員全員のコミットメントによるもの。この成果が、次の戦略計画の実行の確固たる基盤になる」とコメントしている