【PVJapan2017】東海大学が2016年2位入賞のソーラーカーを展示

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東海大学チャレンジセンターのブース。昨年大会で2位入賞のソーラーカーを展示した。
  • 東海大学チャレンジセンターのブース。昨年大会で2位入賞のソーラーカーを展示した。
  • ソーラーカーのコックピットはレーシングカーのようだが、キャノピーで覆われるので非常に暑いそうだ。
  • ボディ上面に敷き詰められたソーラーパネル。2017年のマシンはパネル面積が3分の2に縮小されるそうだ。
  • ボディサイドにはスポンサーロゴがビッシリ。モーターはミツバ、カーボンは東レ、日野からはトランスポーターを提供されていると言う。

PVJapanのアカデミックギャラリー、ここには全国の大学などの研究室が研究の成果を発表しているエリア。そこに東海大学はソーラーカーを持ち込んだ。昨年の南アフリカ共和国のレースで2位に入賞したマシンだ。

「車体に貼られているスポンサーはすべて日本のメーカーで、オールジャパンにこだわっています」と説明員の生徒が語る。東レ・カーボンマジックの製作によるオールカーボンのボディとパナソニック製のソーラーパネルなど、すべて日本製のパーツで構成されている。カーボンファイバーのコンポジット成型は、細かい部品などの一部は東海大の生徒も手伝うそうだが、ここは熟練者の仕上がりに敵う訳がないので、任せるのが正解だろう。現在は2017年のレースに向けて、新型マシンを製作中だとか。

「オーストラリアの大会が2年に1度なので、そこで優勝するべく2年ごとに新型車両を製作しています」。つまり2015年のワールドソーラーチャレンジに新規投入し3位入賞、2016年の南アフリカの大会で2位に入ったマシンを今回展示しているのである。東海大学のソーラーカーは、これらの二大大会で幾度も総合優勝を勝ち取っている強豪だ。

完走率が高まっていくこともあって、2年ごとにレギュレーションも厳しくなっている。今年はソーラーパネルの大きさは従来の3分の2に制限され、バッテリーなども年々容量が制限されていくそうだ。新型車両は来月、発表される予定。これまでとは大きく異なるデザインになるというから、発表を期待したい。

《高根英幸》

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