オートリブと米ベロダイン、センサーの商用化契約を締結…自動運転用

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オートリブの自動運転技術の開発車両
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スウェーデンに本拠を置くオートリブ(Autoliv)は7月3日、自動車安全システムの世界的リーダーであり、世界有数のサプライヤーの米国ベロダイン(Velodyne)との間で、自動運転車の重要なセンサー、「LiDAR」を商用化する契約を締結した、と発表した。

オートリブは自動運転など、自動車のセーフティシステムで世界をリードする企業。世界の主要な自動車メーカー向けにセーフティシステムを開発・製造している。世界27か国に80か所の拠点と7万人の従業員を擁し、世界10か国に22のテクニカルセンターを持つ。

今回の両社の契約では、ベロダインが自動運転向けLiDARの開発で、オートリブをサポート。最初のアプリケーションは、RoboTaxiセグメントになる予定。オートリブは今回の契約に基づき、ベロダインのコア3Dソフトウェア技術と独自のLiDAR ASICエンジンを、オートリブの部品開発と検証機能に組み合わせた自動運転向けLiDARセンサーを開発し、販売する。

また両社は、次世代の低価格かつ高性能なLiDARを、自動車市場に最適化するために必要な主要コンポーネント、技術、ノウハウ、その他の知的財産を提供。オートリブは、ビジネスのための主要な商業的かつ技術的なインターフェースとしても役立ていく。

オートリブ・エレクトロニクスのJohan Lofvenholm社長は、「LiDARは、自動運転車が安全に走行するための重要なセンサー。自動車向けの設計およびテストと大量生産能力に関する豊富な経験、LiDAR技術におけるベロダインのリーダー的地位を組み合わせることで、LiDARの商用化を加速していく」と述べている。

《森脇稔》

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