いすゞ自動車は、大型観光バス『ガーラ』を改良し、7月3日より発売する。
今回の改良では、全車型で9月より適用される平成28年排出ガス規制に適合させた。さらに先進安全装置の性能も向上。既に全車標準装備の衝突被害軽減ブレーキでは、従来の移動障害物に加え、レーダーとカメラを併用することで、新たに歩行者や停止障害物への衝突回避支援機能を追加した。
全長9m車では、新たに7速AMTを採用した。インパネに設置したギヤセレクターでは、ダイヤル操作でN/D/Rのレンジ切替や前進/後退時の「SLOW」モードへの切替が可能。またステアリングコラムに設置したシーケンシャルレバーでは、手もと操作によりオート/マニュアルのモード切替やギヤのアップダウンが可能で、イージードライブを実現した。
インテリアでは、ステアリングスイッチやタッチパネル式AV機器集中操作スイッチの採用に加え、マルチインフォメーションシステムに7インチ大型ディスプレイを採用し、ドライバーの操作性・視認性を向上させた。また、高音質で省電力のデジタルスピーカーを採用したほか、室内灯や路肩灯、番号灯は長期間使用可能なLED式ランプとし、メンテナンスコストの低減を図った。
また、AMTの採用とともに、ダウンサイズした新型A05Cエンジンを搭載することにより、燃費が向上、GVW12トン未満で新たに平成27年度燃費基準を達成した。
価格は車型2TG-RU1ASDJ、全長12m、A09C-UVエンジン、7速MT、HD貸切11列が4168万0440円など。