ブリヂストンは、ロシアに建設を進めていた乗用車用ラジアルタイヤ工場が完成し、5月25日に開所式を行ったと発表した。
新工場は、2016年12月より生産を開始している。生産品目はロシア・CIS(独立国家共同体)市場向けのウィンタータイヤをはじめとする乗用車用ラジアルタイヤで、生産能力は2018年下期に日産約1万2000本となる予定。
ロシア・CIS地域は、人口が約3億人にのぼる大きな市場であり、中長期的に新車販売やタイヤ需要のさらなる伸びが見込まれる。新工場は、現地での需要拡大に対応することを目的に建設。ブリヂストングループはこれまでにも小売チャネル網「Pole Position」の拡充など事業展開を進めてきたが、今回の新工場建設により、市場に近いところで商品を生産しタイムリーに顧客に提供する体制を実現していく。