井原鉄道はこのほど、同社が運営する井原線の開業後の利用者数が、のべ2000万人に達したと発表した。5月21日、岡山県倉敷市から来た利用者とその家族を2000万人目の利用者とし、井原駅(岡山県井原市)で記念式典を行った。
井原線は、総社(岡山県総社市)~神辺(広島県福山市)間41.7kmを結ぶ鉄道路線。このうち総社~清音間3.4kmは、井原鉄道がJR西日本から伯備線の線路を借りて列車を運行している。
国鉄ローカル新線として建設が進められたが、国鉄の経営悪化を受けて工事が凍結。完成後の経営を第三セクターの井原鉄道が引き受けることを条件に工事が再開され、1999年1月に開業した。
年間輸送人員は90~100万人台で推移していたが、近年は増加傾向にある。2014年度は111万2000人だった。