新1000形を36両新造…219億円を投じる京急の2017年度鉄道事業計画

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2002年にデビュー以来、16次にわたって新造されてきた京急の代表的通勤車・新1000形。2017年度は36両の新造車が登場する予定。
  • 2002年にデビュー以来、16次にわたって新造されてきた京急の代表的通勤車・新1000形。2017年度は36両の新造車が登場する予定。
  • 大師線の連続立体交差事業は、東門前~小島新田間の地下化工事が進められる予定。

京浜急行電鉄(京急)は5月10日、2017年度の鉄道事業設備投資計画を発表した。安全対策を中心に総額219億円を投じる。

総額のおよそ96%を占める安全対策については、車両の新造と更新に最多額となる約60億円が投じられ、新1000形を36両新造、8両を更新する。

次いで大きいのが約42億円投じられる駅改良工事で、次のような事業が盛り込まれている。

●本線の黄金町駅と追浜駅のホーム上家延伸

●羽田空港国内線ターミナル駅(空港線)と生麦駅(本線)のエレベーター更新

●鮫洲駅(本線)と新逗子駅(逗子線)のエスカレーター更新

●井土ヶ谷(本線)・金沢文庫(本線)・金沢八景(本線・逗子線)・堀ノ内(本線・久里浜線)・京急長沢(久里浜線)・三浦海岸(久里浜線)各駅のホーム改修・改築

このほか、防災・地震対策に約25億円、電気施設の更新・改良に約40億円、東門前~小島新田間の地下化工事を含む大師線連続立体交差第1期工事に約7億円、ホームドアや工場、検車庫の改良・改修などに約36億円が投じられる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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