日本特殊陶業、4期ぶりの営業減益…円高影響 通期決算

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日本特殊陶業は5月9日、2017年3月期(2016年4月~2017年3月)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は3729億1900万円(前年同期比-2.7%)、営業利益は535億9500万円(-19.1%)、経常利益は555億5900万円(-13.8%)、純利益は256億0200万円(-16.9%)。4期ぶりの営業減益となった。

プラグをはじめとする主力の自動車関連事業は、中国を中心とする好調な新興国市場の新車販売を背景に、新車組付用製品の販売が堅調に推移したほか、補修用製品も中国市場およびアセアン地域での好調を受け堅調に推移。しかし、円高の影響が大きく、売上高および営業利益は減少した。また純利益は一昨年に買収したWells社ののれん等資産を、経営環境の著しい変化により減損損失として201億8700万円を特別損失に計上したこと等により16.9%減となった。

今期の連結業績見通しは売上高3849億円(前期比+3.2%)、営業利益534億円(-0.4%)、経常利益559億円(+0.6%)、純利益382億円(+49.2%)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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