欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは5月3日、2017年第1四半期(1~3月)の決算を公表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、561億9700万ユーロ(約6兆8785億円)。前年同期の509億6400万ユーロに対して、10.3%の増収とプラスに転じた。
また、第1四半期の純利益は、33億4500万ユーロ(約4095億円)。前年同期の23億0600万ユーロに対して、45%増と大幅な増益になっている。
大幅な増益となった要因は、いっそうのコスト削減を進めた成果。第1四半期の営業利益率は7.8%。前年同期の6.1%から向上させた。
フォルクスワーゲングループ取締役会のマティアス・ミュラーCEOは、「第1四半期の業績は、グループ各ブランドの好調な業績、新型車の投入、魅力的な製品の販売、西欧における確かな収益により、プラスとなった」と述べている。