秋田内陸縦貫鉄道は4月25日、路盤崩落の恐れから一部の区間で運転を見合わせている秋田内陸線について、4月29日に全線での運転を再開すると発表した。
秋田内陸線は、秋田県内陸部の鷹巣~角館間94.2kmを結ぶ鉄道路線。今年2月、阿仁川河岸上部の斜面で崩落があり、小渕~阿仁合間(北秋田市)で路盤崩落の恐れが確認された。秋田内陸線を運営する秋田内陸縦貫鉄道は同区間を含む阿仁前田~阿仁合間で運転を見合わせ、バスによる代行輸送を行っている。
今回の発表によると、崩落した斜面の復旧対策工事の完成とともに、秋田内陸縦貫鉄道による線路施設の整備と車両走行確認が4月28日で終了する見込みとなった。これを受け、翌29日から運転を再開することにしたという。