●GMの中国販売、16%増 3月
米国の自動車最大手のGMは4月7日、3月の中国における新車販売の結果を公表した。総販売台数は、34万5448台。前年同月比は16%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC‐GMウーリン(上海通用五菱汽車)の2社がある。
3月のブランド別実績では、キャデラックブランドが、1万2369台を販売。前年同月比は63%増と、13か月連続で2桁増を達成した。セダン系では、『XTS』が13%増、『ATS-L』が58%増の伸び。2016年4月に発売した『SRX』後継車の『XT5』も、3月の最量販車となり、良好な立ち上がりが続く。
ビュイックブランドでは、新型ミニバンの『GL8』が、前年同月比92%増と好調。SUVの新型『エンビジョン』も、1万6000台以上を売り上げた。
2016年のGMの中国新車販売は、過去最高の387万0587台。前年比は7.1%増だった。
●フォードモーターの中国販売、2か月ぶりマイナス 3月
フォードモーターの中国法人、フォードチャイナは4月13日、3月の中国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、9万0457台。前年同月比は21%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。
フォードモーターの中国合弁には、乗用車の長安フォード(CAF)と、商用車の江鈴汽車(JMC)の2社がある。
乗用車部門の長安フォードの3月実績は、5万9212台。前年同月比は30%減と、3か月連続のマイナスとなった。そんな中、『トーラス』が前年同月比14%増、SUVの『エベレスト』が53%増と好調だった。
また、商用車部門の江鈴汽車の3月実績は、2万9734台。前年同月比は3%増と、10か月連続で増加した。こちらは、商用車の『トランジット』が、販売の主力となる。
フォードモーターの2016年の中国新車販売台数は、新記録となる127万台。前年実績に対して、14%増だった。