1歳未満の赤ちゃん、ハチミツは与えないで…厚労省が注意喚起

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厚生労働省 ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから
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 厚生労働省は4月11日、乳児の保護者に向けて、ハチミツの与え方に関するメッセージを掲載した。ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてからが望ましく、1歳未満の乳児にはハチミツやハチミツ入りの飲料・菓子などを与えないよう注意している。

 ハチミツには「ボツリヌス菌」が含まれており、1歳未満の乳児がハチミツを食べることによって、乳児ボツリヌス症にかかる場合がある。乳児ボツリヌス症は、国内では保健所が食中毒として報告した事例は1986年以降3例、医師が乳児ボツリヌス症として報告した事例は1999年以降16例あるという。

 ボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱や調理では滅菌できない。乳児の場合、ボツリヌス菌が食品などを介して口から体内に入ると、便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、などの症状が見られる。

 厚生労働省は、乳児のハチミツ摂取に関するPDFファイル「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」を掲載。食品事業者にも、ハチミツおよびハチミツを含む食品は1歳未満の乳児には与えないよう呼びかける情報を、消費者にわかりやすく提供するよう呼びかけている。

《佐藤亜希》

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