欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは3月17日、2月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は39万4400台。前年同月比は2.6%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
2月の市場別販売は、最大市場の中国が、前年同月に対して横ばいの17万0500台。中国を含めたアジア太平洋地域は、前年同月比0.5%減の18万2500台と、2か月連続のマイナス。
また、北米の2月実績は、前年同月比4.9%増の4万1000台と、4か月連続で増加。このうち、米国は2万2300台を売り上げ、前年同月比は12.7%増と、4か月連続のプラス。2015年9月に米国で発覚した排ガス不正問題の影響による販売の落ち込みが、回復した形。
欧州は2月、前年同月比9.5%減の12万6400台と、3か月ぶりに減少。このうち、西欧(ドイツを除く)は、13.6%増の11万0500台と、3か月ぶりのマイナス。地元ドイツは19.8%減の4万4600台と、6か月連続で減少した。ロシアは、前年同月比17.8%増の5400台と、2か月連続のプラス。
2016年のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は、598万7800台。前年比は2.8%増と、2年ぶりに前年実績を上回っている。