アウディ営業利益37%減…排ガス案件とタカタリコール 2016年通期決算

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ドイツの高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディは3月15日、2016年通期(1~12月)の決算を公表した。

同社の発表によると、ランボルギーニなどを含めたグループ全体の売上高は、593億1700万ユーロ(約7兆2233億円)。前年の584億2000万ユーロに対して、1.5%増えた。

一方、2016年通期の特殊要因調整後の営業利益は、30億5200万ユーロ(約3716億円)。前年の48億3600万ユーロに対して、37%の大幅な減益となった。これは、3.0リットルV型6 気筒ディーゼルエンジンの排ガス案件の解決費用と、タカタ製エアバッグのリコール関連の費用を計上した影響が大きい。

2016年の世界新車販売台数は、過去最高の186万7738台。前年比は3.6%増だった。アウディによると、新型『Q7』や新型『A4』に対する需要が旺盛だったという。

アウディ取締役会のルパート・シュタートラー会長は、「2016年は非常に厳しい1年だった。しかし、中核事業から確かな収益を達成した」とコメントしている。

《森脇稔》

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