帝人、自動車用樹脂窓のハードコート技術を開発…ガラス並みの耐摩耗性と耐候性を実現

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帝人は3月8日、自動車用樹脂窓にガラス並みの高い耐摩耗性と優れた耐候性を付与できる新たなハードコート技術を開発したと発表した。

自動車業界では、車体軽量化に向けた取り組みの1つとしてガラス窓から樹脂窓への転換が進んでおり、近年はバックウィンドウやサイドウィンドウなど、より高い耐摩耗性が求められる窓について樹脂化のニーズが高まっている。しかし、ポリカーボネート(PC)樹脂はガラスに比べて耐摩耗性が低く、耐摩耗性を高めるハードコート技術「プラズマCVD法」は対応可能なサイズが0.3平米に限定されるなど、課題が多かった。

今回、帝人は産業機械メーカーの月島機械と共同開発したハードコーティング設備を活用することで、プラズマCVD法によるコーティング可能サイズを1平米強まで拡大。大型樹脂窓や複雑な曲面の樹脂窓にも均一にコーティングすることが可能となった。ガラス並みの耐摩耗性を実現したことで、2017年7月より適用される新保安基準や、米国やEUで求められる耐摩耗性もクリア。優れた耐候性も併せ持つ。

帝人では今後、松山事業所のパイロットプラントを活用し、実車サイズのサンプル試作や限定車向けの少量生産など、用途や生産数を限定した製品提供体制を段階的に整備。さらに、量産化を見据えた生産技術の確立に取り組み、早期の事業化を目指す。
《纐纈敏也@DAYS》

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