福岡の10人死傷タクシー暴走事故、運転者を過失致死傷で起訴

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昨年12月に福岡県福岡市博多区内で発生し、10人が死傷した暴走タクシーによる死傷事故で、福岡地検は2月28日、このタクシーを運転していた64歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)の罪で起訴した。

問題の事故は2016年12月3日の午後5時ごろ発生している。福岡市博多区大博町付近の市道を走行していたタクシーが暴走状態に陥り、約300m先にある病院の敷地内に突っ込んだ。この事故で建物の外にいた3人が死亡。7人が重軽傷を負い、警察はタクシーを運転してした西区内に在住する64歳の男を現行犯逮捕していた。

暴走したタクシーはハイブリッド車で、聴取に対して男は「突然ブレーキが効かなくなった」などとして車両の不具合を主張していたが、車両に搭載されていたイベントデータレコーダー(EDR)と呼ばれる機器が記録していた車両挙動を解析したところ、アクセルだけが踏まれていたことが判明。約86km/hまで加速させた状態で敷地内に突っ込んでいたこともわかった。

検察は男の刑事責任能力を調べるために鑑定留置も行なっていたが、健康状態や精神状態に問題は無いことから、2月28日に男を過失致死傷の罪で起訴している。
《石田真一》

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