欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは2月17日、1月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は52万1400台。前年同月比は4.9%減と、6か月ぶりに前年実績を下回った。
1月の市場別販売は、最大市場の中国が、前年同月比11.8%減の30万6900台と、9か月ぶりに減少。中国を含めたアジア太平洋地域も、11.6%減の32万0400台と、9か月ぶりのマイナス。
また、北米の1月実績は、前年同月比7.4%増の3万8600台と、3か月連続で増加。このうち、米国は2万0100台を売り上げ、前年同月比は17.1%増と、3か月連続のプラス。2015年9月に米国で発覚した排ガス不正問題の影響による販売の落ち込みが、回復した形。
欧州は1月、前年同月比4.7%増の12万1100台と、2か月連続で増加。このうち、西欧(ドイツを除く)は、2.7%増の10万6200台と、2か月連続のプラス。地元ドイツは5.1%減の4万0600台と、5か月連続で減少した。ロシアは、前年同月比2.8%増の4500台と、3か月ぶりのプラス。
2016年のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は、598万7800台。前年比は2.8%増と、2年ぶりに前年実績を上回っている。