ドイツのメルセデスベンツは新型車の『Eクラス・オールテレーン』を3月から、欧州市場に投入すると発表した。
同車は、新型『Eクラス・ステーションワゴン』から派生したクロスオーバー車。全高は、Eクラス・ステーションワゴンに対して、29mm高められた。エアサスペンションは3段階に高さ調整が可能で、最低地上高は156mmへ引き上げられる。
パワートレインは当初、新開発ディーゼルのみ。直噴2.0リットル(1950cc)直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力194hp/3800rpm、最大トルク40.8kgm/1600-2800rpmを発生する。0-100km/h加速は8秒、最高速232km/hの性能。トランスミッションは9速ATの「9Gトロニック」。駆動方式は4WDの「4MATIC」。
外観は、シルバークロームのアンダーガードが特徴の専用前後バンパーを採用。ブラック仕上げのフェンダーエクステンションも、クロスオーバー車の性格を明確にする装備。足元は19または20インチの専用アルミホイールで引き締められた。フロントグリルも専用デザイン。
Eクラス・オールテレーンは3月から、欧州で発売される予定。ドイツでのベース価格は、5万8101ユーロ(約700万円)と、ベース車両のEクラス・ステーションワゴンよりも高めの設定となっている。