トランプ次期米国大統領が、トヨタのメキシコ新工場建設を批判している。これに関して、トヨタの豊田章男社長が、トランプ新政権で副大統領を務める人物と会談していたことが分かった。
これは1月13日、トヨタの米国部門が明らかにしたもの。「この会談について、一部報道の誤った内容を修正するために、声明を出す」と発表している。
豊田社長は1月9日、米国で開幕したデトロイトモーターショー2017のプレスカンファレンスにおいて、「今後5年間で、さらに100億ドルを米国に投じる」と新たな投資計画を発表。米国経済への貢献をアピールしていた。
この翌日、豊田社長は、首都ワシントンに向かったようだ。今回の声明の中で、トヨタは「1月10日、豊田章男社長がマイク・ペンス次期副大統領と会談したのは事実」と、会談が持たれたことを認めた。
しかし、一部で報道された会談の内容については、否定。トヨタは、「ペンス次期副大統領との間で、メキシコ新工場に関しての話し合いは行っていないことを、強調しておく」とコメントしている。