小動物を避けて急ハンドル、道路沿いのガレージに突っ込む

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7日午前9時40分ごろ、京都府福知山市内の市道を走行していた高齢者介護施設の乗用車が路外に逸脱。道路沿いにある民家のガレージに突っ込む事故が起きた。この事故で同乗していた90歳の男性が収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

京都府警・福知山署によると、現場は福知山市石原2丁目付近で車線区別のない幅員約3.5mの直線区間。高齢者介護施設が送迎用として使用している乗用車は急ハンドルを切って路外に逸脱。道路右側にある民家敷地内のガレージに駐車していてたクルマに突っ込む状態で停止した。

この事故で送迎用のクルマは中破。後部座席のスペースに車いすに着座した状態で同乗していた90歳の男性が腹部を強打。近くの病院へ収容されたが、約3時間後に死亡した。クルマを運転していた同市内に在住する25歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

死亡した男性の車いすは固定された状態だった。聴取に対して女は「飛び出してきた小動物に驚き、避けるために急ハンドルを切ってしまった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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