鹿島臨海鉄道、新型車両を増備…ラッシュ時中心に2両編成

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鹿島臨海鉄道の8000形がこのほど増備されて計3両になった。写真は2016年3月にデビューした8000形の8001号。
  • 鹿島臨海鉄道の8000形がこのほど増備されて計3両になった。写真は2016年3月にデビューした8000形の8001号。
  • 従来車の6000形は車体側面のドアが片側2カ所だが、8000形は車両中央部にもドアを設けて3カ所に。ラッシュ時の乗降時間短縮などのメリットがある。
  • 8000形の導入に伴い6000形は順次引退する見込み。

茨城県内の大洗鹿島線などを運営する鹿島臨海鉄道の8000形気動車が増備され、計3両になった。1月7日から8000形の2両連結運転が始まる。

8000形は2016年3月に運行を開始した大洗鹿島線の新型車両。従来車の6000形気動車に比べ、車体側面のドアが片側1カ所増えて3カ所になっており、座席は全席ロングシートにした。これにより、乗り降りにかかる時間を短縮できるなどの効果がある。

鹿島臨海鉄道の発表によると、このほど8002・8003号の2両が納車され、既に運用されている8001号を含め3両体制となった。これにより8000形の連結運転が可能となり、1月7日から朝晩のラッシュ時を中心に8000形2両編成の列車を運行することにした。

8000形2両編成で運行される列車は、原則として鹿島神宮6時28分発の水戸行きや大洗8時20分発の水戸行き、水戸16時10分発の鹿島神宮行きなど上下計10本。鹿島臨海鉄道は8000形の連結運転により「混雑緩和とスムーズな乗降により乗降時間の短縮が図れるため、列車運行の定時性確保につなげる」としている。

《草町義和》

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