米ニューヨーク市を33路線468駅でネットワークする地下鉄に、1月1日12時(日本時間2日2時)、新たな路線が誕生する。セントラルパークの東、ブルックリンのマンハッタン区2番街の直下を行く約3kmの2番街線(Q系統)だ。約100年前に計画が始まった区間にいよいよ電車が走る。
新たに電車が走り出す区間は、レキシントン・アベニュー/63丁目駅と96丁目との間。途中駅に72丁目駅、86丁目駅がある。約100年前に建設計画が立てられたが、財政難などの事情から工事が滞っていた。2000年代後半から工事が本格化し、2017年1月1日の営業運転開始へとこぎつけた。
「やっと電車が走り出す」という2番街線。ニューヨーク市の地下鉄としては、“約50年ぶりの路線開業”ともいわれ、川崎重工業製の電車がアッパーイーストサイドの新たな足となって駆け抜ける。