デンソーは、2017年1月5日から8日まで米国ネバダ州ラスベガス市で開催される「2017インターナショナル CES」に出展する。
今回の展示では「より快適で、安心・安全な暮らしに貢献する技術」をテーマに、自動車分野に加え、ロボティクス技術、農業など自動車以外の分野の製品・技術も紹介する。
自動車分野では、デンソーが考える未来のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)技術を用いてオーディオやエアコンなどを操作する2台のデモ機を展示する。
1台は「マルチエリアコントローラー」の進化版で、ドライバーの視線や頭の向きをセンサーが認識し、その動きにあわせてタッチレスでオーディオやエアコンなどの操作を可能にする技術を紹介する。
もう1台のデモ機では、超音波を用いて空間上に触覚を作り出す技術を紹介。これにより、車室内に仮想的にオーディオやエアコンの操作パネルを作り出し、ドライバーはそれを使って機器操作をすることができる。
また、デンソーとマサチューセッツ工科大学が共同研究する未来の小型モビリティを展示する。自動運転を想定した小型電気モビリティのデモカーで、無接点充電や小型のカーエアコンシステムなどの技術を紹介する。
非自動車分野では、ロボティクス技術として人とロボットの協調をコンセプトに開発をすすめている小型ロボットアーム「コボッタ」などを展示する。