ドイツのメルセデスベンツは12月上旬、11月の中国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、4万2310台。前年同月比は16.5%増と、45か月連続で前年実績を上回った。
メルセデスベンツを擁するダイムラーは、北京汽車との間で、中国合弁会社の北京ベンツを設立。2006年からメルセデスベンツ『Eクラス』を、2008年から『Cクラス』を現地生産している。
また、2010年5月には、中国専用のロングホイールベース車、『EクラスL』を生産開始。2011年12月からは、『GLK』が現地生産車に加わった。さらに、2015年4月からは『GLA』、2015年11月からはGLK後継車の『GLC』の現地生産を開始した。
メルセデスベンツの11月の中国新車販売では、セダン系とSUVともに、販売が好調。とくに、新型『Eクラス』に対する需要が根強い。4月下旬に開催された北京モーターショー16では、新型EクラスLを発表。10月から中国での販売を開始した新型も、販売増に貢献する。
メルセデスベンツは2015年、中国で37万3456台を販売。前年比は32.6%増と、3年連続で2桁増を達成した。2016年1-11月は、過去最高の42万9325台。前年同期比は27.9%増と伸びている。