2日午前0時50分ごろ、広島県安芸高田市内の中国自動車道上り線で、路肩に停車していた路線高速バスに対し、後ろから進行してきた大型トラック2台が追突する事故が起きた。この事故で6人が重軽傷を負っている。
広島県警・高速隊によると、現場は安芸高田市甲田町付近で片側2車線の緩やかな左カーブ。路線高速バス(津和野発/大阪行き)は道路に飛び出してきたイノシシと衝突。被害状況を確認するために路肩へ停車していたところ、後ろから進行してきた大型トラックが追突。さらに別の大型トラックも突っ込んでくるなど、車両3台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で2台目のトラックを運転していた長崎県佐世保市内に在住する43歳の男性が全身強打の重傷。バスの運転士2人と乗客2人、最初に追突したトラックを運転していた島根県浜田市内に在住する53歳の男性が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。
バスはハザードランプを点灯させた状態で停止していた。警察では前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。