米国の自動車大手、フォードモーターの欧州法人、フォードオブヨーロッパは11月18日、10月の欧州市場における新車販売の結果を公表した。総販売台数は9万9900台。前年同月比は1.2%減と、23か月ぶりに前年実績を下回った。
信用不安を抜け出した欧州市場で、フォードの新車販売は回復傾向にあった。しかし、10月の前年同月比は1.2%減と、23か月ぶりのマイナス。10月の市場シェアは、前年同月に対して横ばいの7.7%だった。
10月の車種別実績では、『フィエスタ』が2万2700台と、引き続きフォードブランドの欧州最量販車に君臨。これに続いたのは、『フォーカス』で1万3400台。以下、『クーガ』が8700台、『C-MAX』が6000台、『エコスポーツ』が4600台など。商用車では、『トランジット』が5500台と支持を集める。
フォードモーターの2015年の欧州新車販売は、前年比10.7%増の128万3400台。2011年以降では過去最高だった。2016年1-10月は、前年同期比6%増の114万4200台を売り上げた。
フォードオブヨーロッパは、「フォードは引き続き、欧州最量販の商用車ブランド」とコメントしている。