横断する女児をひき逃げしたクルマ、後続車が追跡して抑止

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4日午後4時40分ごろ、埼玉県三郷市内の県道で、徒歩で横断歩道を渡っていた9歳の女児に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女児は重傷。クルマは逃走したが、後続車が追跡して抑止。警察は運転していた32歳の女を逮捕している。

埼玉県警・吉川署によると、現場は三郷市幸房付近で片側1車線の直線区間。三差路交差点には横断歩道と信号機が設置されている。9歳の女児は下校中で、他の児童5人と一緒に横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきた乗用車にはねられた。

女児は両足を骨折する重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走。事故を目撃した後続車の運転者が追跡して約300m先で抑止。警察は事故を起こしたクルマを運転していた千葉県松戸市内に在住する32歳の女を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕している。他の児童にケガはなかった。

現場は見通しの良い交差点。聴取に対して女は「怖くなって逃げてしまった」などと供述しているようだ。警察では安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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