11月3日を記念日に集まる「イレブンスリー」で、大阪府警察本部は今年も国道26号線の一部を規制する。
規制区間は葛の葉町交差点(和泉市)~畠中2丁目交差点(貝塚市)までの約12キロ。2日22時頃から3日5時頃まで通行できない可能性がある。
大阪府警交通部と地元の和泉署、岸和田署、貝塚署が警察官を配置し、サインカーなどで、並行して走る大阪臨海線、堺阪南線、大阪和泉泉南線などへの迂回を求める。
この付近には、11月2日夜から3日早朝にかけ「イレブンスリー」目当てのギャラリーが、沿道に集まる。大阪府警の発表では昨年2300人が集まった。また、その一部の暴走行為で昨年は当日と後日捜査で31人を検挙した。
イレブンスリーはSNSの広がりなどと共に情報が拡散し、2011年頃から徐々に人が増え始めた。暴走族のように核になる集団はなく、車両も明らかな不正改造車は少ない。目的なく騒動を期待したギャラリーが集まり、それに応じるように、窓から身を乗り出して走ったり、空ぶかしを続けるなどの暴走行為が行われる。住民からの苦情が絶えない。