【ホンダ フリード 新型】ナチュラルな木目を表現するために

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ホンダ『フリード』と『フリードプラス』は、エクステリアはワンスタイルだが、インテリアはフリードが3列、フリードプラスが2列であることからデザインを差別化。特にフリードプラスは使い勝手に力が注がれデザインされた。

「フリードプラスでは深床を実現したかった」とは本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室3スタジオの石田寛行さんの弁。そうすることで、「これまではシングルサイズのマットしか敷けなかったものを、セミダブルが敷けるようになった」という。先代はホイールアーチがあったことでその間にマットを敷くことになってしまったが、「ユーザーはもっと自由に使いたいのではないかと考え、新型はホイールアーチの少し上に床を置いたのだ」と説明。その為の深床でもあるのだ。

では、フリードとフリードプラス共通のインテリアの特徴は何か。石田さんはインパネにある木目の加飾を挙げる。これは、「ナチュラルな木目を表現している。木の導管を再現しており、更に細かいテクスチャーで木のキラッとした照り感を目指した」と話す。そのうえで、「パネルの部分の造形が木の形状として成立させているのだ」。つまり、本物の木ではありえない形状を作らないことで、“取って付けた感”をなくし、「いかに自然な木に見せるかをモデラーと一緒に作り上げていった」と石田さん。その後、「(この加飾を)メタルにした場合にはどうなるかと仕上げていった。その結果、塊感のあるメタルと、ナチュラルな木目が再現できていると思う」と自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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