出井伸之代表「日本は古い企業がずっとトップに居座る」…ベンチャーで重要なのは

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「Tokyo Metro ACCELERATOR 2016」オリエンテーション(10月27日、東京・六本木)
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  • 東京メトロの電車・線路
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東京メトロの経営資源である、1日707万人の利用者、195.1km路線網、179駅、車両2728両などを活用した企業アクセラレータープログラム。そのオリエンテーション(10月27日、東京)で、クオンタムリープ 出井伸之代表が「ベンチャーで重要なのはCFO」と説いた。

ソニーの社長・会長を歴任した出井代表は冒頭、facebook、amazon、Google、ebay といったスタートアップ企業の時価総額合計額176兆円と、トヨタ、NTTドコモ、NTT、JT、KDDI、三菱UFJ-FG、ソフトバンク、日本郵政など国内大手企業の時価総額合計額88兆円を表示し、「時価総額上位に入る日本の企業は古い会社ばかり。新しい会社だけで米国企業を選んだだけで、100兆円を超えるというのに」と伝えた。

「企業は、既存パラダイムでの利益と、次のパラダイムの創造の、連立方程式。でもほとんどの会社は、既存構造のなかで延命だけを考えている。そこには大転換が要る。日本は、高税金で低収入な役員しかない。大企業がエンジェルとなって、ベンチャーを助けていかないと」

出井代表は、既存構造下での考えを「XYZ戦略」、新しいパラダイムによる成長を「ABC戦略」とし、「XYZ戦略をやってる人に、ABC戦略をやれっていうのは無理。日本はどっちかっていうと、XYZ戦略ばかり。これじゃ木を植えても育たない。ABC戦略に出ないと、古い企業がずっとトップに居座るだけ」と伝えた。

「京都のベンチャーで生まれたスーパーカーを、パリへ持っていった。そのとき、Uber が普及しているのを目の当たりにした。あれだけタクシー業界が反対していたいのに。そして北京では、Alipay(EC向け決済)で現金が要らない時代に入った。東京は遅れている」

「日本に住んでいると『これが当たり前』と思うけど、ここ2~3年はほかより遅れている。組織に必要な3要素は、CEO(最高経営責任者)、COO(最高執行責任者)、CFO(最高財務責任者)。企業にはCEOのビジョンが必要。実行していくのはCOO、これが戦力。そしてハーモニーを司るCFO。ベンチャーで重要なのは、ハーモニーのCFOだ」

東京メトロアクセラレーターは、東京メトロの経営資源を活用し、新たな価値を創出するプロジェクト。同プログラムへの参画は、10月31日~11月9日にエントリーし、1次審査を通過したチームが11月14日からのブラッシュアップへとすすむ。2次審査、プレゼンを経て、12月15日に最終選考をクリアしたチームが発表される。
《大野雅人》

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