逆走衝突で3人死亡、誤進入が相次ぐ危険箇所

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21日午前4時ごろ、秋田県由利本荘市内の日本海東北自動車道・大内ジャンクション(JCT)で、下り線を逆走してきた軽乗用車と、順走していた大型トラックが正面衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車側の3人が死亡している。

秋田県警・高速隊によると、現場は由利本荘市米坂付近。軽乗用車は出口に向かうランプウェイを逆走して下り本線へ進入。直後に順走してきた大型トラックと正面衝突した。

衝突によって軽乗用車は大破。クルマを運転していた同市内に在住する76歳の男性と、同乗していた82歳の男性、79歳の女性が全身強打でまもなく死亡。トラックを運転していた羽後町内に在住する48歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

大内JCTには「国道105号(入口)方向から下り本線に合流するランプウェイ」と、「下り本線出口から国道105号へ向かうランプウェイ」が平面交差している箇所があり、ここを左折してしまうと後者の出口ランプウェイを逆走する状態になるという。

注意喚起を行う表示類はあるものの、夜間は見えにくいなどから同様の事故が相次いでおり、今回の事故もこのパターンで発生したとみられる。警察では事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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