トヨタ米国販売1.5%増、5か月ぶりに増加 9月

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トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は10月上旬、9月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、19万7260台。前年同月比は1.5%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。

19万7260台の内訳は、乗用車が前年同月比9.2%減の9万2386台と減少傾向。一方、SUVなどのライトトラックは、13.3%増の10万4874台と好調。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、3万0707台を販売。前年同月比は11%減と、8か月連続で減少した。『カローラ』は、15.3%増の3万2272台と、2か月ぶりのプラス。『プリウス』は、22.6%減の1万2475台と、9か月連続で減少する。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が2万9438台。前年同月比は8.6%増と13か月連続で増加した。中型SUVの『ハイランダー』は、1万4937台。前年同月比は21.3%増と、3か月連続で前年実績を上回る。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、18.2%増の9507台と、9か月ぶりに増加。『タコマ』は、35.4%増の1万5723台と、5か月ぶりに増加した。

レクサスブランドでは、SUVの『NX』が前年同月比51.9%増の4729台と引き続き増加。クーペの『RC』は、前年同月比28.6%減の827台と、9か月連続のマイナス。新型を投入した『RX』は、前年同月比10.9%増の8605台と、9か月連続で増加。『IS』は、15%減の2678台と、17か月連続で減少。『GS』は1066台にとどまり、前年同月比は33.2%減と8か月連続のマイナス。『CT』は、43.6%減の638台と、12か月連続で減少する。最上級SUVの『LX』は前年同月のおよそ2.2倍の386台と、4か月連続で前年実績を上回った。

トヨタ自動車の2015年米国新車販売は、前年比5.3%増の249万9313台。2016年1-9月は、前年同期比2.4%減の182万2419台だった。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「2016年の米国新車市場は、昨年の記録的な水準にある」と述べている。

《森脇稔》

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