最大震度6弱の鳥取県中部地震、今後も規模の大きな地震に注意

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気象庁 青木元地震津波監視課長(東京・大手町)
  • 気象庁 青木元地震津波監視課長(東京・大手町)

21日14時07分頃、鳥取県倉吉市や湯梨浜町、北栄町で最大震度6弱を観測する激しい揺れを伴う地震があった。地震の規模はマグニチュード6.6(暫定値)。

気象庁は会見を開き「地震発生から2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することがある」(地震津波監視課・青木元課長)と、注意を呼び掛けている。

発生場所周辺では、1983年10月31日に鳥取県中部(M6.2)と東部(M5.7)で、最大震度4を観測する地震が、最初の中部での地震の発生から、5分足らずのうちに起きている。また、連続した発生ではないが同じような激しい揺れを伴った地震が2000年10月6日に鳥取県西部地震(最大震度6強)であった。この時の規模はM7.3を記録した。

今回の地震は鳥取県中部を震源として、深さ11kmという浅い場所で起きている。鳥取県に留まらず、岡山県南部で震度5弱程度、兵庫県北部、西部、広島県南東部、大阪府北部、南部などで震度4程度など、関東地方から九州地方にかけて震度5弱~1を観測した。

この地震後も同日15時までに震度4が4回、震度3が7回といった震度1以上の地震が17回発生している。

《中島みなみ》

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