三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは10月3日、9月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7191台。前年同月比は4.8%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
7191台の内訳は、乗用車が前年同月比9.3%増の2696台と、5か月ぶりに増加。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比11.7%減の4495台と、2か月連続で前年実績を割り込む。
SUVでは、主力車種の『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が後退。9月は2570台を販売。前年同月比は18.2%減と、2か月連続で前年実績を下回った。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応してきたが、三菱は米国生産からの撤退を決めている。
また、『アウトランダー』は9月、改良新型モデルが1925台を販売。前年同月比は1.3%減と、2か月連続の前年割れ。2013年9月に米国市場に投入した『ミラージュ』は1756台。前年同月比は30.3%増と、5か月ぶりに増加した。
2015年の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年比22.8%増の9万5342台と、2008年以降では過去最高を記録。2016年1~9月は、前年同期比1.5%増の7万4351台を販売している。