警報機や遮断機の無い踏切で列車と衝突、軽乗用車の運転者が死亡

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6日午前9時45分ごろ、青森県五所川原市内にある津軽鉄道線の踏切で、踏切を進行していた軽乗用車と、通過中の普通列車が衝突する事故が起きた。この事故でクルマを運転していた70歳の女性が死亡している。

青森県警・五所川原署によると、現場は五所川原市大字下岩崎字尾花原付近にある踏切で、警報機や遮断機は設置されていない。軽乗用車は踏切内へ進入した直後、通過しようとしていた普通列車(津軽五所川原発/津軽中里行き、1両編成)と衝突した。

クルマは軌道外に押し出されて中破。運転していた同市内に在住する70歳の女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡。列車の乗客乗員17人にケガはなかったという。

現場は見通しの悪い踏切。列車は踏切手前で警笛を鳴らし、接近を知らせてから通過することになっている。警察の聴取に対し、列車の運転士は「クルマは手前にある雑木林の陰から突然飛び出てきた」などと供述しており、警察ではクルマ側の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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