欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは9月7日、中国の江淮汽車との間で、合弁事業について暫定的に合意した、と発表した。
江淮汽車は1964年、安徽省に設立。中国の民族系自動車メーカーで、トラックなどの商用車を得意とする。ミニバンの『瑞風』は、中国MPV市場で高いシェアを誇る。同社のブランド名がJAC。日本には2006年、JAC設計センターを置いている。
今回、フォルクスワーゲングループは、中国の江淮汽車との間で、合弁事業について暫定的に合意。その主な内容は、中国におけるEVの共同開発に向けて、長期的な協力関係を締結するというもの。
フォルクスワーゲングループに関しては2015年秋、排ガス試験を巡る不正が発覚。その後同社は、次世代の環境対応車として、EVなどの電動パワートレインにシフトしていく方針を示していた。
フォルクスワーゲングループ中国のヨッヘム・ハイツマン社長兼CEOは、「eモビリティにおいて、顧客の需要に見合うよう、努力していく」と述べている。
>おすすめコンテンツ:レクサス杯観戦記