欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは7月28日、2016年上半期(1~6月)の中国における新車販売の結果を公表した。アウディやシュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、過去最高のおよそ186万台。前年同期比は6.8%増だった。
フォルクスワーゲングループの中国合弁(乗用車)には、上海汽車(SAIC)との間の上海フォルクスワーゲン(上海大衆)と、第一汽車(FAW)との間の一汽フォルクスワーゲン(一汽大衆)の2社がある。
186万台の内訳は、現地生産車がおよそ178万台と、全体の96%を占めた。ドイツなどからの輸入車は、8万3300台。
また、上半期のフォルクスワーゲンブランドの中国実績は、およそ139万台。前年同期比は7.3%増だった。『ラビダ』をはじめ、『サンタナ』、『サジター』『ボーラ』、『ジェッタ』、『グランドサンタナ』、『ラマンド』などが販売の中心。
フォルクスワーゲングループチャイナのヨッヘム・ハイツマン社長兼CEOは、「我々の目標は中国の顧客に興奮を届けること」と述べている。