そのスタートでは、予選2位の#1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)がポール発進の#41 S.バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)に先んじて第1コーナー(TGRコーナー)へ。しかし、#1 石浦は立ち上がりでオーバーランして遅れ、その少し前の時点でやはりオーバーランしていた#41 バンドーンも遅れる。1周目の首位には予選3位の#19 オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)が立つ。そして6番グリッドから好スタートした#37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)が2番手へ進出。
前述したように3番手以降も終盤はドッグファイトの連続。一時は3~9番手が一列に並ぶくらいの状況もあったが、そのなかで3位表彰台をつかんだのはオリベイラの同僚で、新人の#20 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)。11年王者の超強豪#36 A.ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)を押さえ込み続けるという、殊勲の初表彰台ゲットだった。
ポール発進だった#41 バンドーンはほぼ一貫して4番手を走っていたのだが、終盤の接戦のなかでブレーキトラブルが発生、リタイアに終わった。8番グリッド発進だった#8 小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS/トヨタ)は、オープニングラップでの他車との交錯でペナルティを受けるなどして大きく後退するも、粘り強い戦いを続けて10位でフィニッシュしている。